「もし結婚していなければ、女優をやめていた」吉永小百合を支え続けた夫・岡田太郎氏さん死去_一 番 人気 の スポーツ
女優・吉永小百合(79)の夫で、ば女一 番 人気 の スポーツ元共同テレビジョン会長・岡田太郎(おかだ・たろう)さんが3日午前1時15分、優を永胆のうがんのため都内の病院で死去したと東映とフジテレビが、百合13日発表した。を支94歳だった。え続8日に吉永が喪主を務めて家族葬を済ませた。夫・吉永の両親の反対を押し切り、岡田1973年8月に結婚。太郎一 番 人気 の スポーツ現在、氏さん死吉永は新作映画の撮影中だが、もししていなけれやめていけた約半世紀連れ添った夫を看取(みと)ることができたことを報告。結婚た吉「大往生だと思います」とコメントした。ば女
撮影中の新作映画「てっぺんの向こうにあなたがいる」(阪本順治監督)で、優を永がんとも闘う登山家・田部井淳子さんを演じている吉永が、「結婚していなければ女優をやめていた」と話すほど最愛の人だった岡田さんと最期の別れをしていた。
岡田さんが旅立った3日について吉永は「地方での仕事を終え 病院に駆けつけ 傍(そば)に寄り添って看取ることができました」とコメント。現場では悟られまいとひた隠しにし、悲しみをおくびにも出さず撮影に臨んでいたという。吉永が喪主を務めた家族葬の8日も、当初から予定通りの撮休日だった。
現場が訃報(ふほう)を知ったのは、発表と同じ13日。当然衝撃が走ったが、スタッフや関係者らには吉永の「全て終えていること。特別扱いは不要」との意向が伝えられたという。
28歳だった吉永の積極アプローチが実って岡田さんと結婚したのは73年。当時は「1週間に8日働くような」忙しさで、積もりに積もったストレスは女優の生命線の「声」を奪う。「声を出しているつもりでもスースー音が抜ける」という声帯の病気に襲われた。ドラマの仕事に追われ「見てくださる人に失礼」と降板も頭をよぎった。
この時大きな支えになったのが、19歳の時から交流のあった岡田さんだった。吉永は当時について、本紙の取材で「彼は『休めないのなら、今できることを一生懸命にやれば、それは見てくれる人がきっと分かってくれるよ』と言ってくれた。あの時の私にとって、どれほどありがたい言葉だったか分かりません」と岡田さんの包容力にひかれたと振り返っている。
吉永の両親の激しい反対を乗り越えての結婚。73年8月3日の結婚式出席者は元フジテレビの千秋与四夫氏、その妻で歌手の畠山みどりら5人だけで、女優の奈良岡朋子さんが吉永側の立会人を務めた。同日午後に都内のホテルで披露宴を行った。
世間も15歳年上で離婚歴のある男性とのゴールインはショッキングな出来事として受け止めた。「結婚には、いろんな形があると思う。一緒になって束縛されるものもあれば、私みたいに精神的な自由を得るためにする人も。もし結婚していなければ、完全に行き詰まってこの仕事をやめていた。私は結婚して、本当の新しい第一歩を始めることができた。本当に幸運だった」と心から感謝していた。
子どもを持たなかったのも、夫婦で話し合って決めたこと。晩年の岡田さんは特にワインを好み、吉永のために朝食を作ることも多かった。吉永の「大往生だと思います」という言葉に偽りはない。
〇…岡田さんは、吉永とともに20年以上の親交があったクラシックギタリスト・村治佳織(46)が19年に出版したエッセー「いつのまにか、ギターと」(主婦と生活社刊)で対談。夫妻とパリ旅行をするなど、ふたりをよく知る村治が「絵に描いたようなすてきなご夫婦」と語ると、岡田さんは夫婦仲について「奥さんの仕事現場って、どうもね、恥ずかしくってほとんど行かないんですよね」と照れくさそうに明かしていた。
◆岡田 太郎(おかだ・たろう)1930年7月20日、東京都出身。総理府、文化放送を経て58年にフジテレビに入社。芸能部に勤務。ドラマ「陽のあたる坂道」「日日の背信」などを制作。68年に編成部となり、73年に吉永小百合と結婚。85年、共同テレビの取締役となり95年に社長、99年に会長に就任。2003年に退任。
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